Xiaomi Mi 9にEvolution Xを入れてみた!Macで使うコマンドとAndroid 16の導入手順

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Mi 9/Evolution X 導入記録|2026年11月2日時点の記録

以前PixelExperienceを入れて遊んでいたMi 9。しばらくそのままになっていましたが、今回確認すると中身はAndroid 12でした。

本体はまだ動くし、もう少し遊べそう。ということで、今回はEvolution XのAndroid 16版を入れてみました。

結果からいうと、インストールは成功し、初回起動まで確認できました! 途中で少し引っかかったものの、最後は新しいホーム画面が出てきてひと安心です。

用意したものと実際に進めた手順、導入後の結果を、写真と一緒に紹介します。

Mi 9の画面に表示したEvolution Xのホーム画面のスクリーンショット
導入後のホーム画面。写真はスクリーンショットの編集画面ですが、中に新しいホーム画面が表示されています。

先に結果。Mi 9はどう変わった?

気になるところ 今回の結果
Androidのバージョン 12から16へ変更
OSのインストール 成功
初回起動 確認できた
ホーム画面 Pixelに近い見た目へ
Googleアプリ 最初から含まれる版を使用
元の写真やアプリ 初期化で消去
通話・カメラ 今回の端末で使用可能
指紋認証 画面交換後から使えない状態。OS導入前から同じ
銀行アプリ・タッチ決済 未検証

見た目が変わると、同じ本体でも触ってみたくなりますね。

今回は、OSの導入と初回起動までの流れを紹介します。

Evolution Xって何?

簡単にいうと、スマホの中のAndroidを入れ替えて、Pixelに近い見た目や操作感を楽しめるOSです。Evolution X公式

「カスタムROMを焼く」という言い方をしますが、この記事では「OSを入れ替える作業」と考えてもらえれば大丈夫です。

今回入れたのはEvolution X 11.8、Android 16版。XiaomiがMi 9に配信した公式アップデートではなく、Evolution Xというプロジェクトが公開しているものです。

写真と図で、先に導入の流れを確認

今回の作業は、準備 → Recovery → 初期化 → ZIP転送 → 起動です。パソコンで入力するところと、スマホの画面を押すところを分けると見通しがよくなります。

Evolution X導入の全体図。Macとスマホで操作する場所を順番に表示

1.始める前に。今回はMacとアンロック済みのMi 9を使用

ここからは、読者が自分で進める時のために、Macの「ターミナル」に入力するコマンドも載せていきます。スマホで選ぶ操作は、その都度分けて説明します。長いコマンドはコード欄を横へスクロールできます。1行ずつ、Enterで実行してください。

今回の条件は、Mi 9(cepheus)で、ブートローダーのアンロック済みであること。これはOSを入れ替えるための制限を解除した状態です。未解除の端末は、XiaomiのMi Unlockを使った準備が先に必要です。下の状態確認コマンドでアンロックできるわけではありません。

初期化で写真・アプリ・内部ストレージのファイルが消えます。 残したいデータと認証アプリは、作業前に保存・移行してください。作業中はUSBケーブルを抜かず、端末は十分に充電しておきます。

2.Macに作業用フォルダと必要なファイルを用意する

ターミナルを開いて、フォルダを作る

MacのSpotlightで「ターミナル」と検索して開き、次を1行ずつ入力します。

mkdir -p "$HOME/Downloads/mi9-evolution"
cd "$HOME/Downloads/mi9-evolution"

1行目はダウンロード内に作業用フォルダを作り、2行目はそこへ移動する操作です。$HOMEは自分のユーザーフォルダを表すので、ユーザー名を入力し直す必要はありません。

必要なファイルを、Finderで作業用フォルダへ入れる

Google公式のSDK Platform-ToolsからMac版を取得し、ZIPを展開します。できたplatform-toolsフォルダごと、先ほどのmi9-evolutionへ入れます。

続いて公式Mi 9ページから、今回使用した版のOSと対応Recoveryを用意します。

mi9-evolution/
  platform-tools/
    adb
    fastboot
    (ほかの付属ファイル)
  recovery.img
  EvolutionX-16.0-20260624-cepheus-11.8-Official.zip

OSのZIPは解凍しません。Mi 9の識別名はcepheusです。Mi 9T、Mi 9 SE、Mi 10 Pro用のファイルとは違います。今回はGoogleアプリを含むGApps版を使っています。

ADB・Fastbootを使える状態にする

作業フォルダに移動した状態で、以下を実行します。

export PATH="$PWD/platform-tools:$PATH"
adb version
fastboot --version

どちらもバージョンが表示されれば準備できています。command not foundが出たら、フォルダの置き場所を見直します。Macの保護機能で実行を止められた場合は、公式から取得したものか確認し、システム設定の案内に従います。

このexportは、今開いているターミナルの中だけの設定です。閉じて開き直したら、上のcdとexportをもう一度実行してください。

OSファイルを確認する

shasum -a 256 EvolutionX-16.0-20260624-cepheus-11.8-Official.zip

今回の版の確認値は以下です。表示された長い英数字が、最後まで一致するかを見ます。

22824cda5c0f71b22e7800c10968958784ba9dcff8140f4c13b13585fa90a4e2

これは公式OTA情報のSHA-256です。一致しなければ、書き込まずにダウンロード元とファイルを確認します。

3.USB接続を確認して、書き込みモードへ切り替える

スマホ側でUSBデバッグを有効にする

導入前のAndroidが起動する状態なら、「設定」のビルド番号を7回タップして開発者向けオプションを表示し、USBデバッグをオンにします。項目の場所は元のOSで異なります。

Mi 9をUSBでMacにつなぎ、次を実行します。

adb devices

スマホに「USBデバッグを許可しますか?」と出たら、自分のMacからの接続であることを確認して許可します。その後、もう一度adb devicesを実行します。Google公式の接続説明

List of devices attached
端末番号    device

deviceが出れば接続できています。unauthorizedならスマホ側の許可待ち、一覧が空ならケーブル・USBポート・USBデバッグ設定を確認します。作業対象以外のAndroid端末やエミュレーターは外し、対象が1台だけの状態で進めます。

続いて、書き込み用のFastbootモードへ切り替えます。

adb reboot bootloader

Androidが起動しない時は、このADB操作は使えません。電源を切った状態から音量下+電源でFastbootへ入る方法もあります。

機種と解除状態を確認する

fastboot devices
fastboot getvar product
fastboot oem device-info

確認するのは次の表示です。

コマンド 進める前に確認すること
fastboot devices 対象の端末が1台表示される
fastboot getvar product product: cepheusと出る
fastboot oem device-info Device unlocked: trueと出る

機種が違う、解除されていない、状態を確認できない場合は、ここで止めます。この3つは確認用で、OSはまだ書き換えません。

4.Recoveryを書き込み、スマホで作業画面を開く

Recoveryは、OSのインストールや初期化を行うための作業画面です。Fastbootで接続した状態で、同じターミナルから実行します。

fastboot flash recovery recovery.img

SendingとWritingの両方にOKAYが出て、FAILEDがないことを確認します。失敗表示が出たら先へ進めません。

次に、Recoveryへの再起動を要求します。

fastboot reboot recovery

ただ、今回の端末はこれだけでは目的のRecoveryに入れないことがありました。必要な場合は、書き込み直後に音量上+電源を長押しし、Miロゴが出たら電源だけ離して音量上を保つ方法で起動します。

Mi 9で起動したEvolution X Recovery。青と黒の作業画面
この青と黒の画面が、今回使ったRecoveryです。上部の「EvolutionX」と「cepheus」を確認してから次へ進みます。

一度通常のAndroidを起動してから入り直すと、古いRecoveryへ戻っていた場面もありました。その場合はFastbootへ入り直して、対応Recoveryの書き込みと起動確認からやり直します。原因までは断定していませんが、スマホに何の画面が出ているかを見るのが大事でした。

5.データを初期化して、OSの受け取り待ちにする

ここはスマホの画面で操作します。

  1. Factory Resetを選ぶ。
  2. Format Data/Factory Resetを選び、初期化を実行する。
  3. Data wipe completeと表示されるまで待つ。
  4. メイン画面へ戻り、Apply Update → Apply from ADBを選ぶ。

「Data wipe complete」はデータ消去完了、「Apply from ADB」はパソコンからOSを受け取る操作です。別のOSから移る時の初期化は、メンテナーの案内にも記載されています。

受け取り待ちの画面にしたら、Mac側で確認します。

adb devices

対象の横にsideloadが表示されれば転送を始められます。この段階ではadb shellを使う必要はありません。

6.Evolution Xを送って、完了表示を確認する

Macの作業フォルダから、次を実行します。

adb sideload EvolutionX-16.0-20260624-cepheus-11.8-Official.zip
MacからUSB経由でMi 9のRecoveryへOSのZIPを送る図

これは、先ほど用意したOSのZIPをスマホへ送り、インストールするコマンドです。ファイル名の途中を省略せず入力してください。

処理中はUSBを抜かずに待ちます。今回は端末にInstall completed with status 0と出て、Mac側の処理も正常終了しました。

進捗の数字だけで完了とは判断せず、スマホ側のインストール成功表示まで確認します。 エラーで終わった時は、再起動を急がず、表示内容を確認してください。

今回の版はGoogleアプリ同梱なので、別のGAppsを送るコマンドは不要です。

Mi 9でEvolution XのOSをインストールしている途中の画面
OSのインストール中。この写真は完了前の途中経過です。最後の成功表示まで待ちます。

7.再起動して、新しいAndroidの起動を確認する

最後はスマホ側でReboot system nowを選びます。

初回起動は時間がかかることがあります。すぐに電源を切ったり、何度も再起動したりせず待ちます。

今回は無事に起動! Android 12から、Android 16版のEvolution Xへ入れ替えられました。

起動後は画面の案内に沿って、Wi-FiやGoogleアカウントなどの初期設定を進めます。コマンドでOSを入れる作業は、ここまでです。

Evolution Xの初回起動後、Mi 9に表示されたセットアップ画面
初回起動後のセットアップ画面。前の端末からデータを移すかどうかなど、案内に沿って設定します。

使用コマンド一覧。どの画面で使う?

手順を一度読んだ後の、振り返り用です。一覧をまとめて貼り付けず、スマホの画面を切り替えながら各手順で実行します。

使う場面 コマンド 目的
Macの準備 mkdir -p "$HOME/Downloads/mi9-evolution" 作業フォルダを作る
Macの準備 cd "$HOME/Downloads/mi9-evolution" 作業フォルダへ移動
Macの準備 export PATH="$PWD/platform-tools:$PATH" ADB・Fastbootを呼び出せるようにする
Macの準備 adb version / fastboot --version 道具が動くか確認
ファイル確認 shasum -a 256 OSのZIPファイル名 配布元の確認値と比較
通常のAndroid adb devices USB接続と許可を確認
通常のAndroid adb reboot bootloader Fastbootへ再起動
Fastboot fastboot devices 接続を確認
Fastboot fastboot getvar product Mi 9か確認
Fastboot fastboot oem device-info アンロック状態を確認
Fastboot fastboot flash recovery recovery.img Recoveryを書き込む
Fastboot fastboot reboot recovery Recoveryへ再起動を要求
Recoveryの受信待ち adb devices sideload表示を確認
Recoveryの受信待ち adb sideload EvolutionX-16.0-20260624-cepheus-11.8-Official.zip OSを転送してインストール

初期化と最後の再起動は、今回の手順ではスマホの画面から行います。ブートローダーを再ロックするコマンドは使いません。

コマンドで止まった時に見るところ

表示・症状 確認すること
command not found: adbなど 作業フォルダとexport PATH=...を確認する
unauthorized スマホを解除し、USBデバッグの許可を確認する
waiting for any deviceのまま 動いていない待機コマンドはControl+Cで止め、USBとFastboot画面を確認する
no devices/emulators found 今の画面が通常Android・Recovery・Fastbootのどれかを確認する
cannot stat / ファイルが見つからない pwdで現在の場所、lsでファイル名を確認する
FAILED / インストール失敗 次の書き込みや再起動へ進まず、エラー内容と配布元の手順を確認する

OSが正常に起動した後、USBデバッグを使わないならオフへ戻しておきます。

入れてみて気になったところ

今回の端末では、通話とカメラは使えています。

指紋認証については、このMi 9は画面交換後から使えない状態です。今回のOS導入前から同じなので、Evolution Xへ入れ替えて新しく起きた不具合としては扱っていません。

銀行アプリやタッチ決済は試していないため、使えるかどうかは未確認です。普段使いへ切り替える場合は、自分が必要なアプリや機能も確認しておきたいところですね。

もう一つ、2026年11月2日に確認した公式Mi 9ページでは、このビルドはメンテナンス終了と表示されていました。今後も更新が続く前提では選ばない方がよさそうです。

Mi 9で、もう一度Androidを入れ替えて遊べた

今回の流れを振り返ると、ファイルを用意 → Recoveryを入れる → 初期化 → OSを転送 → 再起動でした。

難しかったのは、途中で目的のRecoveryがなかなか開かなかったところ。それ以外は、端末の画面と完了表示を確認しながら順番に進めました。

眠っていたMi 9で新しいAndroidが立ち上がると、まだ遊べるなと思えてきますね。

そして、これで終わらず今度はXiaomiのOSも試したくなったので、HyperOS 4を導入した話に続きます。


2026年10月25日の実機作業をもとに作成。写真は手元のMi 9を使用。これは今回の構成での導入記録です。別の版を使う場合は、その版の配布元の手順を確認してください。

ロゴ素材:Evolution X公式プロフィール、Xiaomi公式サイト。図は導入手順の説明用に作成しています。

写真・画面は手元の実機の記録、図は説明用です。本文中の確認済みの結果と未検証の項目を分けて記載しています。

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